人類の歴史が始まって以来人類は地球上の恵みを得て、今日のような70億人もの人々が暮らしてゆけるシステムを築き上げてきました。
しかし、その合理的で性急な豊かさの陰で、土、水、空気などの環境汚染や、十分な食糧生産が行われているはずの食料が行き渡らず、慢性的な飢餓、栄養不足で亡くなる5歳以下の子供たちが毎年800万人も静かに亡くなっている事実があります。
予想もつかない数々の地球上に起こっている未知の苦悩に人類は立ちつくしています。
なぜか不調和になった地球に対して私たち人類には何が出来るのでしょうか?
世界で一番贅沢をしているかもしれない、私たち米国においても本当の豊かさを問われている現状があります。それは自然から離れた生き方に偏った結果によるものだと気づかされます。世界中で私たちと同様に何かを変えなくてはならないと考えている人々と手を携えて、“ローフードを食する人を1%にする”活動を通して、地球上の全ての人が真の豊かさとは何かを問うための連帯を促進してゆきたいと国際ローフード協会を立ち上げました。
ローフードは自然の恵みに感謝して、火を使わず生で調理していただく食文化です。
そして、人間が本来食べるべき食物であるため、本来の健康美が得られます。
世界的に有名なチャイナスタディの著者 キャッベル博士はこのように言っています。
「食習慣は私たちの健康と地球に深く関係しており、私たちの命を守る食習慣は地球環境をも守る。」
「地球温暖化、熱帯雨林や海洋生物の破壊、食糧。水、天然資源の浪費。動物虐待、世界飢餓などの問題はプラントベースでホールフードの食事を選択すれば防ぐことが出来る。」と。